ワンパンマンは現代の気持ちと価値観の何を表現しているのか?
ワンパンマンという漫画、冴えないサラリーマンが、
その気持ちのまま世界一強いヒーローとして気負いもない
まま怪人をやっつけていくストーリーのなのでが、これが大人気です。
読み出すとハマる人が続出です。
さらに驚くのがこれ、海外でも爆発的に売れ始めています。
ワンパンマン、自分が世界一どころか宇宙一強い(宇宙一強い怪物にも勝っている。)
のに、まるで喜びを見せません。多くのヒーローと怪物がでて、それぞれが
複雑な背景と価値観を抱えているのですが、それに対する、善悪をまるで決め付けて
ないまま、様々な感情を残してストーリーは展開しています。
このストーリーが海外でも人気が出るということは、もう世界で、
価値観が揺らいでいること、善悪すらわかりにくくなっていること、
その中で、自分なりに正しいと思ったことを、とりあえずさらっとやってみるけど、
それが本当に正しいかという確信もないから、それに酔うことも、
喜ぶこともないという、今までなかった、あり得なかったヒーロー像が、
今の時代でこそリアリティーを持っているからでしょう。
このマンガが50年前に出てたら、今ほど人気は出なかったハズです。