【心.ダイエット】心を軽く元気にする31
現代は心の元気を維持できない人が増えているときくことがあります。
ネットをみても、暗い話題が多いですし、”死にたい” と言う言葉の検索回数が高いことも知られています。
文明の進歩で、平均寿命は延び、生活自体は、日々便利になっても、それで人は幸福を感じられると言うわけではないのです。
一つには、人間も動物、哺乳類で、急に身体が進化したわけでもないのに、昔ほど身体を動かさないで生活できるようになったことも、大きな要因になっているはずです。
ウツに筋トレやスポーツが効果があるというのも、もともと、もっと身体を使って生活するのが、普通であった人たちの、身体の活動量が落ちることが、脳の活動にも影響を与えていることは容易に想像できます。
激しい運動をした直後に頚動脈を触ると激しく脈うち血液が脳に流れ込んでいることがわかります。これが脳の活動に、影響を与えないわけがないと思うのです。
心の状態を左右するものには、思考、環境、身体の状態、等色々ありますが、考え方を変えて、心を明るく使用とすることと、スポーツや筋トレをして、心を明るくすることとだと、スポーツや筋トレのほうが、やることをイメージしやすい人は多いのではないでしょうか?
考え方は、簡単に変えられそうでも、実際には、そう簡単にいかず、だから苦しんでいると言う人も多いかと思います。
ところがスポーツや筋トレは、元気ない人でも そうかやってみようと、身体を動かせばできることです。
心が本当に元気ないと、身体動かす気にもなれなくなるでしょうが、それでも、じっとしたまま、考え方を変えようとすることと、どちらのほうが、実行しやすいか考えてみると良いと思います。
人間は心というものを、実態のあるものと感じてはいますが、それは形もなく、感じている、あると信じているだけで、その実態を、よく理解するのが難しかったりもします。
人間にまずできることは、行動することで、それで、心がどう変化するかを試すことなのではないでしょうか?
それも、何をやれば、楽しかった、嬉しかった、心が軽くなったということも、個人差があるので、あなたが何をしたときに嬉しかったか、楽しかった、気分が良くなったかを、メモでもしてまた試せるようにするのも有効です。
因みに、仏教の教えでは、そもそも、自分の心や感情にとらわれすぎることこそが、苦しみの原因となっているから、心を無の状態にすることが、苦しまない、本来の方法であるということを教えているようにもみえます。
毎日、やること(それがやるべきことか、やりたいことかにすらあまりとらわれすぎずに)をやって、考えすぎないほうが、むしろ、心は、ラクなのでしょう。文明が進みすぎて、ボーっとしていることのできる時間が増えて余計なことまで考えるようになったことが、人の心を苦しめているなら、文明の進歩と幸福は比例関係にはないことになりますね。